心と身体が疲れるのは、自律神経の乱れによるものですが、自律神経を調整しているところは潜在意識です。

体の疲れは、2~3日休めば楽になりますが、それでも疲れが取れない時は、潜在意識に疲れの原因がたまっていると思われます。

何か思い悩んでいる時、自分の思いどおりに事がすすまない場合、そんな時は心理的なストレスで心が疲れてしまいます。

心理的なストレスを受けますと、内臓が疲れ弱ります。

東洋医学では、感情と臓器にはそれぞれ関係性があり、「怒り・肝臓」「喜び・心臓」「悩む・脾臓」「悲しみ・肺」「恐れ・腎 臓」の状態になります。

いつもイライラしている方は、肝臓の疲れがあり、体内の血液の浄化ができず、汚血が体にまわり、酸素不足で肩や腰周辺の筋肉が硬くなりますと、肩こりや腰痛の原因になります。

「喜びと心臓」については、その状態で体調不良になるのか疑問になると思いますが、楽しい旅行の前日、ウキウキし過ぎて眠れない時、それが寝不足の原因となり体調不良となります。

お越しになるお客様の殆どは、肝臓と腎臓の疲れが顕著にあります。

そのため、内臓の調整は重要になります。

心理的なストレスは、潜在意識の調整を行いますと、楽にはなりますが完全には取れません。

また、休みがあれば、心理的なストレスは少なくなるかといえば、あまり関係性がないように思います。

日本人の健康意識は高いかといえば、世界からみればダントツに低いようです。

そのような情報があるならば、個人でできる最良の方法は養生しかないと思います。

休みの日は、ゆっくり休む時間を確保した方がよろしいかと思います。

親の介護体験や、高齢者のお客様を施術していますと、数十年前の感情が原因で、記憶が薄れたり内臓の体力が上がりにくいと感じます。

今の心理的なストレスが、未来に発症するならば、できるだけ阻止するよう養生した方がよいと思います。