一年中、首肩背中のこりの方は多いですが、気温が低くなるこの時期は、特に首肩背中の違和感や痛みでつらくなる方が急増します。

首肩背中のコリがある方は、頭の重さが、まるで鉛のようズッシっと重くなっています。

いわゆる、脳圧が高くなっている状態です。

頭が重くなると、頭を支える首に負担がかかると血圧も上がり、その後、首から肩の筋肉が段々と硬くなり、その次は背中が硬くなります。

首から肋骨の下まで、僧帽筋(そうぼうきん)というひし形の筋肉があります。

首肩背中のコリの方の殆どは僧帽筋が硬いのです。

その僧帽筋の背骨側に付いている、上部線維、中部繊維、下部繊維という3つの固定された繊維(腱)で、骨と筋肉をつないでいますが、背骨に柔軟性がない方は僧帽筋も硬くなっています。

そして、僧帽筋の下にある背骨と肩甲骨をつなぐ、大・小菱形筋という筋肉や、頭の下から肩甲骨上部につながる肩甲挙筋も硬くなり、首肩背中の周辺の筋肉群がゴリゴリに硬くなってしまします。

では、「なぜ、筋肉は硬くなってしまうのでしょう」という疑問ですね。

姿勢の問題や運動不足、それもあるでしょう。

内臓が疲れる(ストレス)と自律神経が乱れます。

自律神経が乱れる原因は、日々の喜怒哀楽の感情で、潜在意識(こころ)が乱れ、内臓が疲れてしまい、その内に自律神経が乱れます。

「自律神経が乱れて、内臓が疲れてしまう」という説もあるかもしれませんが、私の実体験では、潜在意識と内臓とは密接な関係性があります。

ここは、「内臓と感情の相関関係」や「五行陰陽説」に基づいています。

一見、怪しそうに思うかもしれませんが、手技であるオステオパシーの原則の一つに「霊性」がありますので、そういうものだと思ってください。

自律神経(交感神経・副交感神経)は、背骨から伸びた神経の先に内臓があります。

交感神経の「交感」とは、体とこころ(潜在意識)を指しています。

体とこころは、密接に関係しています。

一瞬の喜怒哀楽で、心が揺れだすと内臓の働きが落ち、自律神経がみだれ、酸素や栄養素入りの血流の供給が遅くなると、筋肉も硬くなってしまいます。

こちらでは、全身のねじれを調整しながら、脳のストレスを抜き、並行して内臓の体力を上げています。

整体で、ストレスを発散したときの心地よさをご体験してください。