ここ数年、甲状腺のステロイド療法をされてお客様がお越しになられています。

甲状腺ホルモンの増減に関係して、自己免疫力が低下する疾患とされているようです。

甲状腺ホルモンの乱れが、治療により数値が安定されている方や、治療中の方を施術していますと、様々な状態を確認でき、とても勉強になります。

先ず、治療中の方について、体調をお聞きすると個人差はありますが、特段、体のどこかがわるいとは言えないと話されます。

内臓の疲れ方を見ますと、すべての内臓の体力が落ちています。

これは、疲労や過労の方以上に内臓が弱っています。

ステロイド療法の影響で、内臓が弱ってしまったかは分かりません。

全身が血行不良で、普通なら肩こりや腰痛になってもおかしくない程硬くなっていますが、その状態に気が付きません。

勿論、自律神経は、みだれを通り越し、あまり機能していない状態ですから、全身の硬さが判らなくても当然だと思います。

ただ、手足の冷えは感じるようです。

しかし、手足の冷えは、血行不良が原因だとは思っていないようです。

そして、治療により分泌量が安定し、薬を卒業された方の内臓は、副腎の体力が落ちています。

体は、それほど硬くはありませんが、肩こりと首周辺の緊張がつづいています。

副腎の体力が落ちていますから、副腎疲労に似た傾向にあり、何かのストレスが続くと疲れがとれなくなります。

この状態は、活性酸素の過多の人に多く、甲状腺の疾患と同じように、外部からの細菌を防御するための免疫が、自分の細胞を攻撃してしまう事と同じような状態だと思われます。

甲状腺ホルモンの乱れによる疾患は、原因不明とされ、ストレスとは関係性がないと言われておりますが、原因不明なのにストレスではない根拠は、ただ単に科学的に検証されていないからのようです。

個人的には、体調不良の原因の殆どはストレスと認識しています。

ストレスを溜めないようにするには、「食と電磁波」と言われております。

食事、運動、電磁波、睡眠の4つを、よりよくしますと、日頃から溜まるストレスの4~5%程度を排除できます。

他のストレスの95%以上は別にありますが、まずは4つを実行されてはいかがでしょうか。