股関節の痛みの方の殆どは、全身が硬くなっています。

股関節でも、股の内外側や、立ち上がろうとした時、歩いている最中、寝返りをするときとなど、いろいろな状態で痛みがあります。

その状態に加え、全身が緊張状態で体が硬いとなると、全身の整体で血行をよくするしかありません。

一度の施術で、どの位楽になるかは判りませんが、骨盤の調整をしたのち、腰付近のバランスがくずれ違和感がでる時があります。

その状態は、私自身も腰痛になったとき、たまに骨盤の調整後に体験することで、全身が一気にゆるまることはなく、筋肉のバランスが多少くずれる時がありますが、時間が経つと違和感はおさまります。

まずは、骨盤周辺の硬さを骨盤の調整でゆるめ、段々と腰椎、胸椎、頸椎と上半身をゆるませると、そこから股関節周辺もゆるんでいきます。

また、日常的に、何かしらのストレスを受けつづけていますと、それだけで内臓が疲れてきますので、血行がわるくなってしまいます。

施術中に、うつ伏( 腹臥位)の状態では、ほとんどの方は右側の肩関節~肩甲骨が左より上がっています。

肩関節がねじれている場合、同側側の股関節もねじれる傾向にあります。

日頃から、股関節から肩関節までの上半身がねじれ、筋肉のバランスがわるくなっていると思われます。

こうなると、呼吸が浅くなりますから、心臓(左心室)から酸素と栄養素の入った新鮮な血液が全身に循環した後、よごれた老廃物の血液が右心房から右心室のながれ、肺から酸素を供給しにくくなります。

その状態ですと、身体はだるく、疲れが残ったり、身体は硬くなります。

股関節の痛みをなくし、身体を健康体に戻すには、何度かの全身の整体が必要となります。