片頭痛の人は頭が硬い。
上図は頭の骨で、上の四方向の矢印は頭全体の「ゆがみ」を表し、他の矢印は脳の呼吸と同時に、骨が伸びたり(伸展)縮んだり(屈曲)する動きを示しています。
片頭痛の方は、色別の骨の境目の関節の硬さが目立ちます。
頭の骨の中には脳があり、脳はリンパ液(脳脊ずい液)の中に浮いている状態になります。
そのリンパ液は、頭の骨の伸展屈曲のリズムで、頭から背骨を通って仙骨(骨盤)まで流れます。
頭(後頭骨)と仙骨の調整は、欠かせない調整となっています。
そのリンパ液の流れが、生命力であり自然治癒力になります。
頭の骨全体がゆがみ、脳の呼吸のために動く筈の関節が動かず、リンパ液の循環が遅いと体調がくずれます。
片頭痛はもとより、肩こりでも腰痛でも、体調不良の方はこの動きや流れが低下しています。
そのため、自然治癒力を底上げする為に、頭の調整は必要となります。
片頭痛の方は、よく低気圧や季節の変わり目に頭痛になりやすいと言われております。
天気が晴れている日は、気圧が1気圧(1013hpa)ですが、体内からも1気圧で外に圧がかかっていますから、からだには丁度よい環境になっています。
それが、低気圧に近づくと、体の方も自動的に圧が下がるのですが、頭の関節が硬いと、どうしても気圧の変化に対応できなくなり頭痛になってしまします。
また、気圧以外でも、常に考え続けていますと、脳に新鮮な酸素入りの血液を送らなくてはいけないため、頭が普段よりムクミで重たくなってしまいます。
血管拡張で内耳に影響がでることもうなずけます。
そんな時は、一旦リラックスすると頭のムクミは少し取れますが、仕事や家事で忙しく動いている方は、頭がパンパンにむくんでしまうと、頭が重く首に負担がかかり、首痛や肩こりの状態になってしまいます。
そして、色分けしている頭の骨自体も、内臓の働きと直結していますので、内臓の体力が落ち体調不良の原因になってしまいますので、全身の調整が必要となります。