肩こりと頭痛、両方ある方は意外と多く、ときどき腰の痛みや違和感、他の不調がある方も、肩こりや頭痛をもっている方もいます。

一般では、肩がこり出すと連動して頭痛になる方が多く、肩周辺の筋肉の緊張が、肩こりと頭痛になってしまいと思いがちです。

肩こりと頭痛(片頭痛)の原因は、体のバランスがくずれていますが、体の土台の骨盤のズレが大きいところです。

骨盤周辺が硬くなりますと、骨盤の上の腰椎が硬くなり、そこから胸椎(胸)、頚椎(首)、頭の順で硬くなっていきます。

施術の順番としましては、まず骨盤の調整です。

骨盤の調整と、腰椎、胸椎、頚椎、頭を、下から(骨盤)順番に、すべて調整していると、骨盤からだんだんと緊張した筋肉がゆるくなってきます。

骨盤周辺の筋肉をゆるめるには、個人差があり、少し時間がかかります。

もともと、筋肉が硬くなる理由のひとつは、全身のゆがみと、日頃の感情や気分の浮き沈みで内臓が疲れ、その方の弱い部分(筋肉)の血行がわるくなり、筋肉が緊張しつづけます。

また、マッサージなどで筋肉を強く揉むと、もんだケ所の筋肉の繊維が切れ、よけいに筋肉が硬くなり毛細血管が流れにくくなります。

頭痛に関しては、日頃から水分不足ですと頭が痛くなります。

また、頭痛になりそうな時に、頭痛薬を飲まないと一日中頭痛に悩まされるようです。

頭痛持ちの方は、自律神経の交感神経の乱れもさることながら、副交感神経が優位にみだれているようです。

これは、あくまで、個人的な施術の経験によるものですが、個人差もあります。

目をとじ、リラックスしている時も、いろいろなことを考えていると、施術中、体内の生体電流のパルス(波)が、手に伝わってきます。

施術ベットに、生体電流の除去用のアーシングマットを敷いていますが、脳内のストレス(パルス)までは中々抜けませんので、自律神経のバランスが整うまで、頭の関節と頚神経叢(頭・顏・首)を調整しています。

ご自身で出来ることは、お風呂の湯船に首まで浸かることと、ゆっくり腹式呼吸をしながら、何も考えない、リラックスの時間(10~20分位)をつくることも大切だと思います。