事故後のムチウチの後遺症は、首自体の痛みから肩の痛みや背中の痛みなど、一つだけとは限らない。
頚椎損傷ですから、先ず疑うところは一番上の首の骨。
ここの一番目の首、第一頸椎は、健康体な方でも、どこかの方向へ歪んでいる人もめずらしくありません。
1番目の頸椎が歪んでいれば、その下の2番目、3番目頸椎にも影響します。
そして頭も必ず歪んでいるはず。
頭が歪んでいれば、足首の10ヶ所の靭帯の何本かも硬くなっている可能性がある。
足首の10ヶ所の靭帯の、たった2ヶ所が硬くても、首の痛みや慢性肩こりにもなる。
足首の靭帯が1本でも硬ければ、事故でむちうちにならなくても、将来、首や肩、腰痛に悩まされる。
また、肩関節の9ヶ所の靭帯と股関節の2ヶ所の大腿靭帯も見逃せない。
靭帯や腱が硬いと、関節可動も狭く筋肉のしなやかさも失われる。
よって、むちうちが中々改善しない原因の一つにもなりますが、これほどまで体全体の関節が歪んでいるにもかかわらず、身体の違和感を感じない方も多くおます。
朝起きる時に腰が痛いとか、寝返りをうつと腰が痛くなる、夕方足がむくむ、たまに腰がハリ重くなる方もこの中に入ってます。
関節を保護する、靭帯や腱を書きましたが、それだけ調整すれば、中々直らないむちうちの痛みは改善するというものでもありません。
首と他に、その方の、本人も知らない場所の筋肉とか内臓のどこにストレスがかかって、首が痛むのかを検査してみないと、判断はむずかしいところです。