12月となり、寒い季節になりましたが、夏の疲れがまだ抜けず、そのまま肩こり腰痛になっている方が多くいます。
夏の疲れは、循環器系の臓器が疲れますから、体の疲れやだるさ、むくみ、息切れや物忘れ、肩こり腰痛などの不調になります。
これから本格的に寒くなりますので、冬の疲れもだんだんと溜まり不調の原因になってきます。
冬になりますと、夏の疲れは取れるかといいますと、夏の施術を行いませんと、そのまま夏の疲れは残ります。
冬の肩こり腰痛と、夏の肩こり腰痛の施術法は異なり、梅雨の肩こり腰痛の調整法も、他の季節の調整とは異なります。
一気に、4シーズンの調整法を行うことができませんので、季節に関連した内臓の疲れを、さかのぼって取り除いた方が、肩こり腰痛の再発がしにくくなります。
また、東洋医学では、感情と臓器は密接に関係していて、心理的ストレスが続けば、どこかの内臓が弱り血行が悪くなりますから、肩が弱い人は肩こりになり、腰が弱い人は腰痛になります。
心理的なストレスは、内臓のストレスとなって内臓の体力が落ちます。
もう一つ、内臓と頭もお互いに関係していますから、頭の関節(顎関節以外)の硬さで、どこの内臓が弱っているかが判ります。
このような事から、肩こり腰痛などの不調は、ただ辛い筋肉をほぐすだけでは、その場は楽になっても解決しにくいと言えます。