心理的なストレスや、肉体的なストレスが溜まりつづけると、頭の骨の形が変わります。

3年以上の慢性的な肩こりや、疲れると背中や腰が重だるい方、寝ても疲れがとれない方なども、頭の骨の形がふくらむように変わっています。

とくに、頭の後ろの後頭骨や、左右の耳付近の側頭骨の開きがつよく、これ以上頭の骨が大きくならないところまでパンパンにむくんでいます。

これは、頭の骨の関節が硬いことや、考え過ぎていて血液から酸素の供給が追い付かないこと、また、自己治癒力のための脊髄液が流れにくくなっていることが挙げられます。

また、ストレスで感情が揺れますと内臓が弱ってきます。

たとえば、怒りがある場合、肝臓が疲れ弱ってきますと、頭の骨の肝臓のポイントが歪んできます。

不安や心配の感情も、それぞれ内臓を弱らせ、頭の骨の不安や心配のポイントがゆがんできます。

頭の骨の形が変わりますと、顏の骨の形も変わります。

どの位、頭の骨がふくらむかを計測したことがありませんが、両手で頭の後ろを持ち上げると瞬時に頭がむくんでいるのが判ります。

頭の後ろの後頭骨という骨は、脳の呼吸によって左右に動きます。

首の後ろがつらい方や、ストレートネックの方は、この脳の呼吸が、正常にできにくくなりますので、自分で回復させる自己治癒力が不足します。

また、お腹や腰周辺が硬い方は、骨盤の中央の仙骨の動きがわるくなりますので、これもまた自己治癒できにくくなります。

頭の後ろの後頭骨と、仙骨が相互にポンプの弁のように動き、中間の背骨の中を脳せき髄液が通過して、自己治癒力をうみ出しています。

頭の骨の形が変わりますと、この自分で不調をなおす機能が失われます。

そのため施術では、骨盤や頭の骨の調整はもちろん、全身の調整が必要となります。