10年前、初めて来院された時の状態が医療機関で椎間板ヘルニアらしいと
診断されたと話していました。

状態的には、歩行困難で休み休み歩かないと腰とふくらはぎの痛みで長時間というか
長い距離が歩けなかった。

就寝後、トイレに起きる時、立ち上がる時の痛みと、寝ている最中のふくらはぎの痛みで
熟睡できないことは、他のお客様と共通するところ。

あまりの痛さで、壁やタンスに寄りかかって寝るしかなかったらしい。

最初は、施術ベッドにも横になれず、椅子に座ってもらいひたすら可視光線で
免疫を上げ血行を良くしていた記憶がある。

何回か、強制的に血行良くすると施術ベッドに寝られるようになってきた。

やっと、骨盤の矯正ができるようになり、一般のお客様より長い時間、調整をしていた。

その甲斐があって3クール(18回)以内で私生活に支障が出ないまで回復された。

初めの施術は、3〜4日置きに2〜3回来ていただき光線療法、仕事の都合で1週間に一度の
施術になった。

3クールを過ぎたあたりから、カルテを観ると2週間に一度の施術がふた月間行っている。

その後、ひと月に1度の施術になっているのでメンテナンス期間に入ったものと思う。
所々、3〜4ヶ月に一度の施術になっているので、たまに腰に違和感がある程度になった
と思われる。

それから8年、会社で重たい書類を持とうとした時に腰に違和感を感じたらしい。

それから、少しづつ痛みが出たり無かったりを繰り返し、段々痛み出してから近所の整骨院に
通い一時期は改善されたものの、またしても荷物を持った時、腰をギグっとして過去の記憶が
蘇りこちらに連絡をいただいたようでした。

ぎっくり腰を、短期間に多発すると椎間板ヘルニアと坐骨神経複合痛になりやすい

最初の2〜3回は、全く痛みが取れないものの、鉄板のような腰周辺の筋肉が緩んできたのが
分かったので、その内好転するものと思っていた。

4回目にして痛みが半減し、少し安心されたようです。

今回も、腰と坐骨、ふくらはぎの痛みがあり、以前の痛みと同じで箇所。
そして、以前には無かった股関節と膝に力が入らず、しゃがんで立ち上がりにくい。
この状態が、後々まで施術期間を引っ張ることになった。

お客様自身、8年前と比べ、今回の痛みはあまり変わらなかったので、また施術に半年掛かるのかと
思っていたらしい。

今回は、2クール(12回)以降、月2回の施術ペースだったので、以前より改善スピードは
早くなっていましたが、股関節と膝に力が入りにくい状態が改善されたのが4ヶ月目でした。

現在は、股関節、膝の神経回路が正常になりましたので、階段や坂道で歩きにくいと
いうことはないようです。

現在は、8週スパンで来られています。

ふつう、10回、20回も施術回数が掛かるのかと思われるかもしれません。

よく「私は何回でよくなりますか?」の質問をいただく時があります。

この問いは難しいです。

一般的な肩こり腰痛でしたら即答できます。

お客様自身の体力勝負なので、施術後の回復状態を見ないと分からないのが現状です。

坐骨神経痛も椎間板症(ヘルニア)も、腰だけの問題ではないことが多い為、他を調整しなければ
なりません。

もし、できるだけ早く、2〜3回で椎間板症の改善を望むのであれば、そんな治療院を探される
ことが一番だと思います。