肩こりの方の殆どは、体が硬くなっています。
それは、肩こりだけではなく、腰痛の方も首コリの方も、同じように体の硬さが際立っています。
以前から、体の硬い自覚がない方は、全身が緊張状態がつづいていますから、血管も硬くなり、将来、何らかの疾患になる可能性を秘めています。
また、肩こりがあり、体が硬い方は、仰向け(仰臥位)に寝たときに、両ひざ裏が浮いてしまう方がいます。
これは、高齢者の方に多くみられますが、若い方もいらっしゃいます。
ひざ裏が浮いてしまう原因は、股関節の可動に制限があり、股関節自体が硬くなっています。
肩こりで肩関節が硬い方は、股関節も硬くなる傾向にあります。
体が硬くなるストーリーとしては、体がねじれ、頭の関節が硬くなり、つぎに股関節 → 首 → 胸椎 → 腰椎 → 骨盤の順に硬くなります。
施術は、骨盤の調整で、骨盤をやわらかくし、つぎに腰椎 → 胸椎 → 首 → 股関節まで、やわらかくします。
頭の関節が硬いということは、24個ある頭と顏の骨に関連している内臓の体力も低下していますので、内臓の体力を上げる調整も必要になります。
内臓の体力が落ちると、血行がわるくなりますので、朝起きにくくなったり、気分が落ち込んだり、何となくやる気がなくなったり、怠くなったり、感情面の浮き沈みがでます。
トータル的に、自律神経の失調状態になります。
肩こりを、よくするには肩周辺の調整をすれば良いというわけではありません。
全身の調整をし、体の体力が上がってきますと「肩こり」や気分がよくなっていきます。
そのため、肩こりをなくすまで施術に期間がかかります。
ただ単に、「肩こりが少しラクになればいい」、それだけでも対応しています。