整体の仕事をしていますと、自律神経の失調状態の方が殆どで、健康体の方はあまり来られません。

それでも、年間２～３名、付き添いで来られ、体験で整体を受けられるお客様がいらっしゃいます。

その方々は、自律神経の検査がほぼ正常で、施術したときの印象は、肩こりや腰痛などの体調不良の方と比べ、体のしなやかさが、これほどまで違いがあるのかと驚かされます。

体がしなやかでも、自律神経は乱れる方がおります。

驚かされる一番目は、全身が緊張していないことです。

体調不良のお客様は、全員緊張しています。

体の部位で書きますと、一番目に脳の緊張です。

緊張し過ぎますと、体に力が入り体力が奪われてしまいます。

毎日、精神的なストレスに見舞われていますので、どうしてもいろいろな事を考えてしまいます。

その為、頭が大きくなり浮腫んでしまいます。

緊張型片頭痛の方もそうですが、考え過ぎて脳の休む時間が得られず、常に頭がムクミ、頭が重くなると、重くなった頭を支えきれず、首や肩の負担となり肩こりや首がつらくなってしまいます。

この状態は、共感型の方々にも言えることですが、考え過ぎると他者の意識まで拾ってしまう傾向にあり、余計考え過ぎてしまいます。

頭で考えることを止めようとしても、考え思うところは頭ではなく潜在意識なので、考える時間を少なくしたとしても、また自動モードで深く考えるようになってしまいます。

起きている時は考え過ぎて、就寝中も夢を見ながら考え続け、緊張し過ぎて気の休まる時がありません。

夢を見ないと言われるお客様もいらっしゃいますが、それは覚えていないだけで、頭を触った時に、内容は判りませんが、就寝中も夢を見ながら色々なことを思っているのを感じます。

考え過ぎを少なくするには、ご本人の努力以外に、施術中のリラックス感、緊張が和らぐ感覚を体験していただければと思います。

骨盤の調整中の数分間は、骨格が自動的に調整され、自律神経が整い血行がよくなります。

調整中は、何も考えず余計な力を抜き、穏やかな気持ちを脳にインプットする為の骨盤調整でもあります。

リラックスな状態の時、はじめて潜在意識は穏やかになります。

その状態を、何度か体験していく内に緊張感が少なくなってきます。

ご自身でやっていただく、考え過ぎない簡単な方法もお教えいたします。