左右の「股関節の痛み」は、いろいろな原因があります。

施術中、仰向けで、股関節を視点に、ひざを大きく円を描くようにグルグルと回しますが、股関節の外転や内転が容易にできても、内旋や外旋が硬い方が多くいます。

股関節に付いている筋肉は多く存在しています。(恥骨~大腿骨の「長内転筋」や「短内転筋」「大内転筋」、大転子の内側~坐骨付近にある「上双子筋」や「下双子筋」、大転子の内側~坐骨内側にある「内閉鎖筋」と大転子~坐骨外側の「外閉鎖筋」、大転子の内側~仙骨全面にある「梨状筋」、大転子の上部~腸骨中央にある「小殿筋」、同じく大転子の上部~腸骨上部にある「中臀筋」、大腿骨の上部~腸骨の仙骨側にある「大臀筋」・その他)

筋肉は、骨と骨をつなぐ関節にまたがっていて、筋肉が伸びる方を起始といって、固定側を停止と言います。

大まかに筋肉が硬いとして、伸びる方の筋肉が、どれほど硬いのかを判断しないと筋肉はゆるまりません。

お尻の大臀筋、中臀筋、小殿筋は判りやすいですが、そこより内側の筋肉群は外からでは判りませんので、キネシオロジーを使い筋肉反射テストで弱っている(硬い)筋肉を探します。

上記のカッコ内に表記した骨格のズレも大事で、どの骨が、どのようにネジレているかを判断しています。

今回は、専門的な話しを書きましたが、股関節の痛みは、股関節だけの問題でもなく、股関節に関連した肩関節や、足首の硬さ、顔の骨格にも関係するところですので、全身を調整します。

股関節は、人が動く時に大きな負担がかかり、ズレやすい関節ですので、いつも骨盤の調整の時に股関節も調整しています。