肝臓症候といっても、肝臓の病気で体調不良になるものではなく、肝臓に負担がかかって腰痛になるケースもあるという意味です。

そのため、あえて症候と書いてます。

では、来院されるお客様はどのくらいの割合で肝臓の機能が低下しているかといえば、限りなく100%に近い方が、低下しています。

自分で、肝臓が弱っているかの見極めは簡単です。

休みの日と仕事に出かける心境が変わらない方は肝臓は元気なはず。
休みで、どこかレジャーに行く前はウキウキしますが、出社でも同じ心境かどうかが一番わかりやすいです。

休み中に、明日から仕事を思うと「あー、明日から仕事かー」と滅入る方は肝臓はおろか他の内臓機能も低下してます。

肝臓以外どこの内臓が低下しているかは検査してみないと分かりません。
内臓の低下と自律神経の低下、どちらも正常ではなく失調気味ですね。

肝臓はお酒を飲む飲まないに関係なく、ストレスでかなり影響を受けます。
小さなストレスが、積もり積もって肝臓にダメージを与え続けます。

私も、会社員時代はストレスまみれで、γ-GTPが400前後の脂肪肝で20年間も落ちませんでした。
身体は常にダルかったですね。

周りから「痩せろ痩せろ運動しろ」と嫌になるほど言われウンザリでした。
運動もせず、食生活も変えず、ただひたすら自分で肝臓矯正したらなんとか適正数値に戻りました。

ストレスを受けた脳が、末梢神経から自律神経を介し肝臓の働きを落としていたようです。

あのまま通院し薬を飲んでても、肝臓フォアグラ状態は変わらなかったと思います。

施術では、体幹の歪みを調整して、肝臓に関係したポイントですね、肝臓位置調整と頭と手足の調整。
肝臓以外の働きが落ちてる方は、そちらも調整します。

肝臓、腎臓の調整で腰痛が改善するかといえば、それで済む方はそれだけでいいのですが、人はロボットではないので体系的にみる必要があります。

体内環境の循環を良くすると、肝臓やほかの臓器も元気になってくるでしょう。

また、ストレスを溜めない習慣ですが、「あまり深く考えないようにしましょう」と言われたからといって直ぐにか変えられない。

それは、ストレスを溜める器官があるので、そちらも調整をします。

内臓自体の病気は医療機関の受診がオススメです。