多くの方は、一年中、首肩こりとストレス疲れを感じている筈です。

最近では、朝晩の冷え込みはもとより、日が落ちると寒さが身に染みるようになりました。

今年は、夏の猛暑のせいで、左右でどちらかと言いますと、左側の肩こりや首のつらい方が多くおられました。

左側の肩首こりの場合の多くは、夏の疲れがとれていない証拠です。

夏の暑い時期から、右側の肩首に違和感がある方は、昨年の秋から初夏にかけての疲れが取れていない方です。

左右、どちらも肩首がこっている方は、4シーズンの疲れが取れていない事になります。

また、施術をして、2~3日しか楽にならず、長くもっても1週間が限界と話すお客様がおりますが、それは、急性の肩首コリがとれてから、慢性の肩首コリが浮かび上がって起こる状態なので、一度の施術では限界があります。

肩首こりで、体力が低下していますと自律神経はみだれ、自分の自己治癒力で治せません。

体力が低下する一番の原因は、内臓の疲れによる血行不ですが、殆どの方は内臓と肩こり首コリの因果関係が理解できません。

殆どの方は、内臓は100%働いていると思っているようです。

内臓以外で、何かは判らないが、姿勢やストレス疲れで肩首こりになると思っています。

ストレス疲れは、肉体的なストレスと心理的なストレスに大きく分かれますが、肉体的なストレスは2~3日休めば殆ど無くなると思います。

普通は、一晩寝れば肉体的なストレスは無くなりますが、心理的なストレスはそうはいきません。

実際、定年を迎えられたお客様の潜在意識を見ていますと、現役のお客様とあまり変わらないストレスをお持ちです。

「定年で、のんびり過ごしています」と、話される殆どの方の潜在意識は大きく揺れています。

潜在意識を整えるには、少しコツがありますが、表面的な心理的なストレスは、血行をよくすればある程度なくなります。

ある程度と書いた理由は、多くの皆様は、ストレスの環境の中で生活をしています。

心理的なストレスは、その時々のストレスを乗り越えたとしても、潜在意識には無くならず実在しています。

ここが問題なのです。

今のところ、潜在意識の調整は、薄皮を剥がす位の感覚で微調整しています。

骨盤調整で、全身のねじれを取り、内臓のストレスをとって血行をスムーズにし、潜在意識からくるこころの乱れを調整できれば、段々と肩首こりとストレス疲れは改善していきます。