椅子に座って、膝から下を前方に伸ばすと、脚の後ろ側のモモからふくらはぎにかけて痛くなるらしい。

ひと月前から整形にかかり薬を処方されるも痛みが引かない。

このまま痛みが無くならなければ、手術しかないと言われている。

問題は、腰痛自体はなく、歩く時と足のストレッチの時に足のウラが痛むらしい。

個人的には、椎間板症持ちの体験から坐骨神経痛ではないような気がした。

そもそも、どうして脚裏が痛くなったかをお聞きすると、足のストレッチをした直後かららしい。

筋肉を伸ばしたせいなのか?それでもひと月間痛みが引かないことが気にかかる。

今までも、膝痛、腰痛で来院されたが、年に一回しか来られてないので、どのような体調変化があったか把握できない。

首から、肩背中、腰から両脚まで、全身が硬くなっているが、ご本人は肩こりも感じなく体調は悪くないと話される。

肩のコリも感じない程、自律神経が乱れているというより、自律神経が休眠状態でコリや痛みを感じていない人は意外と多い。

そして、毎日歩いているのにもかかわらず足首がかなり硬い。

足首の硬さからみて、腰椎5番と骨盤(仙腸関節)が歪んでいることが解る。

今まで、家族の介護で疲れ切っているものの、身体の不調は無かったようだ。

しかし、全身の硬さからみて内臓の体力が全体的に50%以下になっている様子。

内臓の体力が、50%を切りだすと肩こりや腰痛などの状態になり、疲れて休みたくなるものです。

血行がわるくなるという事です。

整体の骨盤調整と、介護のストレスを抜き全身の調整を終え痛みを調べてもらうと、脚ウラの痛みは感じなくなったようなので、坐骨神経痛ではありませんでした。

一回の整体で、痛みが無くなったとしても何日かすると痛みが戻っている可能性は大きい。

一度の整体で、自律神経が100%回復し、カチカチだった筋肉がユルユルになることはありません。

ただ、自律神経が正常に働いていないため逆に脚の痛みは当分でないと思われます。

とりあえず、日頃やらない方がいいストレッチを教えお帰りになりました。

また来年、何かの状態でお越しになるかもしれません。