以前は、ひと月に一回、来院されていたお客様が2年ぶりにお越しになられました。

どこかに転勤されたと思っていたら、案の定、神奈川県大和市に住まいを移されたとのこと。

3連休の中日、江ノ電に乗り代々木上原経由で北小金駅まで、片道約2時間かけてお越しいただきました。

嫁さん共々、「ありがたいね」と話しています。

「2年間、どこかで施術しましたか?」の問いに、全く整体にかからなかったと話される。

何ヶ月も、何年も来院がないお客様に、「たまに整体に行かれましたか?」と尋ねてみると、
殆どの方が「行っていない」と答えます。

「よく長い間、体調持ちましたね」と話すと、「もちません」と苦笑い。

多分、だましだまし不調を乗り越えて来られたのだと思います。

今回は、一週間前に腰を痛めたギックリ腰。

一週間前と痛みが変わっていないらしく、前屈みが特にきついらしい。

しかし長期間、整体に来れないお客様を見ていると、内臓の体力がそれほど落ちていない共通点があります。

誰でも、内臓の体力が落ちると血行がわるくなり筋肉が硬くなりますが、何かのきっかけで回復していると思われます。

自己治癒力、免疫力を底上げる自律神経の乱れが少ないものと感じます。

体長不良の方は、ほぼ自律神経は乱れていますが、副交感神経の調整で復活が速い方ほど
整体を受ける間隔が長いように感じます。

一般的には、体が弱く体力が少なそうな方は病気にかかりやすいように思われますが、
これも個人差があり、体が弱っていても病気にかからない方も少数おられます。

そのような方は、自律神経も氣の流れも低下しているにもかかわらず、少ないながらも補正しつつ神経の伝達物質が流れている方々です。

今回の2年ぶりに来られたお客様も、その内のお一人。

この猛暑の中の仕事で、心理的なストレスもきびしいと思いますし、ギックリ腰の最中でも自律神経は乱れていたものの、交感神経と副交感神経の調整が割と早かった。

頭の中で、「痛い!」と感じるストレスをできるだけ取っておいたので、24時間自動調整の自律神経が適度に働いてくれると思います。

多分、遠方でめったに来られないと思いますので、自力で簡単にリラックスする方法をお教えしました。

腰の痛みもなくなり、きっとその晩はグッスリと寝られたことでしょう。